辟雍(へきよう)NEWS

大学と辟雍会との意見交換会

 去る615日(水)に本学第一会議室において、本学執行部と辟雍会役員等による「東京学芸大学と東京学芸大学辟雍会との意見交換会」が開催されました。大学から学長、副学長、事務系の責任者、また本会からは会長、副会長、理事等が出席し、当面の課題について意見交換をしました。まず、今年度開催第20回ホームカミングデー(共同主催、113日予定)に関する協議を行いました。関連して卒業生への案内を同窓会組織の活用をはかるために、昨年に続いて学内に広くその組織の調査を行う等の報告がありました。また学生の近県学校訪問の事業について、昨年に続く第2弾として大学と辟雍会とが連携を図りながら進めていくこととなりました。また大学からは東京学芸大学基金について、本会からは事業計画の報告がなされました。その他、辟雍会から大学の将来計画にかかわる会館建築への展望について提案があり、検討課題となりました。

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東京学芸大学同窓会総会

 一般社団法人東京大学同窓会の総会が平成30年6月3日(日)の午後、本学芸術館において開催されました。辟雍会の馬渕貞利会長および理事が来賓として出席しました。総会は髙橋武郎理事長の挨拶その他の審議・報告が滞りなく進行しました。

 総会後、記念講演・演奏『子どもたちの未来を見つめて』が行われました。演奏は小金井市観光大使音楽グループ「エバリー」による演奏でした。本学の音楽科卒業生が中心となって結成されたものです。

 総会・記念演奏会後は、むさしのホールにおいて懇親会が開かれました。

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第16回辟雍会理事会開催

辟雍会理事会が526日(土)に東京学芸大学第一会議室において開催されました。

 会長と学長の挨拶にはじまり、(1)役員の選出及び理事会の構成について(22017年度事業報告及び辟雍会会費納入者数一覧、(32017年度収支決算書(案)(42017年度会計監査について(52018年度事業計画(案)(62018年度収支予算書(案)について、の議事の審議が行われた。いずれも原案通り承認された。

 その後の報告事項として、本年度全国代表者会議が113日(土)に開催される事、韓国辟雍会の結成報告、学生の近県学校訪問を大学と共同で実施の予定である事等が報告された。

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2018年度 韓国辟雍会特別企画のご案内

 いよいよ梅雨時にさしかかってまいりましたが、全国の辟雍会員および辟雍会支部の皆様方におかれましては、お元気にご活躍のことと拝察いたします。

 さて、この度、辟雍会韓国支部(通称:韓国辟雍会)から別紙のような次第で辟雍会員推薦の高校生(4名)を往復航空券等の自己負担のみで韓国語学習プログラムに招待するという企画が届きました。

 締め切り期日が6月15日と差し迫っておりますので、取り急ぎご案内申し上げます。韓国語の学習を希望し、韓国へ行ってみたいという高校生が身近にいらっしゃいましたら、別紙記載のように辟雍会事務所までご推薦の連絡を電話でいただければと思います。参加される高校生には、後程、担当者の金範洙(キムボンス)韓国辟雍会会長から連絡が届くようにいたします。

 なお、この企画の実施前説明会は東京学芸大学で行われる予定ですが、それに参加できない人は金範洙会長に直接電話またはメールで問い合わせていただけば対応していただけるということです。また、韓国への渡航につきましても参加される方の近くに所在する空港から仁川国際空港へ行く便を利用していただけば、日本語の分かる担当者が仁川空港の到着ロビーを出たところで「ネームボード」を持って出迎えてくださるそうです。

 このご案内をご覧になった方や各支部では会員相互に連絡を取り合っていただき、ふるってご応募ください。また、現在、支部が設立されていない道府県在住の高校生でも辟雍会員のご推薦があれば受け付けますので、よろしくお願いいたします。

 2018年5月28日

                東京学芸大学辟雍会会長

                        馬 渕 貞 利

▶︎2018年度韓国辟雍会特別企画について【PDF】

▶︎2018夏ソウル教育大学留学案内【PDF】

表札等の銘文について

 辟雍会の今年度事業として作成することになっていた東門表札と吉田水辺公園を説明する銘文がようやく出来上がりました。ここに掲げる数枚の写真は、その銘文が取り付けられた状態を撮ったものです。皆さん、近くに行かれた時にぜひご覧になってみてください。

(2018年4月18日 馬渕記)

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吉田水辺公園説明板

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吉田水辺公園説明板

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吉田水辺公園説明板

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東門表札説明板

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東門表札説明板

Photo:学芸大学キャンパスの四季

これから折を見て撮っているキャンパス写真の一部を会員の皆様に紹介していきます。今年は入学式シーズンのキャンパスをいろんな花が飾ってくれました。今回は3月末~4月初の風景です。(撮影者:馬渕)

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写真1 グランドの桜(3.29撮影)


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写真2 農場椿園の八重椿(3.29撮影)


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写真3 本部棟前の染井吉野(3.29撮影)


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写真4 自然棟玄関前の黄モクレンと花桃(4.3撮影)


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写真5 正門前通りの花道(4.3撮影)

お花見の会開催

 東京学芸大学、貫井坂上地区連絡協議会、本会の三団体が主催する恒例行事「お花見の会」が、4月7日(土)に学生食堂である第1むさしのホールで開催されました。当日は朝方の雨もすっかり上がって曇り空の中、構内を歩くとまだ残る満開の桜と緑の若葉がまばゆいばかり。

 会は出口利定学長の挨拶に始まり、4月に本会会長職2期目を迎えた馬渕貞利会長の挨拶・乾杯によって進行しました。学芸大学と連携を図る小金井市の市長、教育長も来賓として出席。余興として「学芸フィルハーモニー」(音楽科管弦打楽器専攻生)による音楽、「悠友クラブ」によるフォークダンス、和太鼓研究会「響(えこー)」の力強い演奏が会を盛り上げました。恒例の学生サークル「茶道部」は参会者にお点前を披露しました。

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会長あいさつ

東京学芸大学辟雍会会長

    馬 渕 貞 利

 今年は、三月になって春の到来が早まり、今、東京学芸大学の構内は百花繚乱のごとく華やいでおります。その上、木々の新芽も一斉に吹き出して、みずみずしい新緑が目を楽しませてくれています。

 私は、この二年間、多くの人びとに支えられて辟雍会活動の前進を期してまいりました。とりわけ辟雍会役員の皆様や事務局の林さん・大澤さんには日頃からさまざまな形でご支援・ご協力をいただき、心より感謝申し上げる次第です。

 ただ、辟雍会が立派に機能し、東京学芸大学にとって有益な学友会組織になるためには、まだまだ多くの課題が残っています。今年、辟雍会は創立15周年を迎えます。こうした節目の年に、引き続き辟雍会の会長職に就任するにあたり、私の抱負の一端を申し述べ、新年度の会長あいさつとさせていただきます。

 東京学芸大学の学友会である辟雍会は、東京学芸大学を同じ「学びの場」、「生活の場」とした学生・教職員(および現にそうしている学生・教職員)がアイデンティティを共有する組織です。それゆえ辟雍会は、学芸大学の関係者であるというアイデンティティを共有する会員相互の連携を生み出し、その人的ネットワークを構築することを目指しています。その際の結集軸の一つとなるのが、現在、全国の都道府県で創設されつつある辟雍会の都道府県支部です。全国各地の出身者が全国各地で活躍している東京学芸大学は、まさしく「全国区」の大学と呼ぶにふさわしい状況を作り出していますが、私たちは、そうした全国各地で学芸大学の卒業生が結集し、連携を取り合う場として辟雍会の都道府県支部を位置づけています。したがいまして、全ての都道府県支部を一刻も早く整備することが、辟雍会の当面する大きな課題の一つとなっています。今現在、16の県(全体の3分の1強)で支部が結成できておりませんが、こうした状態を早く克服したいと思います。

 全国各地における支部づくり事業の推進と併せて、今期、特に努力したいことが三つあります。その一つは、東京都に在住し、教職以外の職場で働く卒業生の結集の場を作ることです。皆様ご承知のように、東京都には、学芸大学を卒業した東京都の学校教員を構成員とする「一般社団法人東京学芸大学同窓会」という先輩格の同窓会組織があります。現在、辟雍会は、この東京学芸大学同窓会とさまざまな形で連携して活動しておりますが、学校教員でない東京都在住の学芸大学卒業生と連携する手立てを持っておりません。辟雍会は、そうした人びととのネットワーク作りを検討していく必要があるように思います。二つ目の課題は、現在、複数の府県にまたがって作られている近畿支部を各府県別に独立した形にするということです。近畿支部は他の地域と比べて相対的に出身者やそこで働く卒業生の数が少ないことを考慮して結成されたという経緯がありますが、活動の便宜を考えても各府県別に独立するほうが望ましいように思われます。近畿支部の関係者の方々とご相談しながら現実的かつ望ましい方向を探っていきたいと思います。さらに、もう一つの課題は、活動が思うに任せない支部への支援を強めることです。支部活動が活発でない要因はさまざまあろうかと思われますが、その要因に対応する支援の方法を検討し、支部活動が活性化できるように努めていきたいと思います。

 これら支部組織に関する諸課題は、いずれもかなりの労力を必要とすることばかりです。辟雍会組織部の体制強化を図り、関係各位のご協力を得ながら、実現を期してまいりたいと思います。

 今期の大きな活動目標の第二は、地方支部とのネットワークとは別に、辟雍会の組織的ネットワークの大枠を作り上げることです。学芸大学には現役の学生や卒業生の間で、研究会、サークル、ボランティア団体など、さまざまな組織が作られています。それらの組織を緩やかに結ぶネットワークを作り、辟雍会がその中心的存在になるような構造を作り上げるということです。具体的には、学内の各専攻・教室の同窓会組織やサークル・研究会などの同窓会組織を調べ上げ、それらの組織と連絡がつけられるネットワークを作り、それを通じてさまざまな連携作業ができるようにすることです。こうした関係の構築は辟雍会活動を一層幅広いものにし、効果的なものにすると思われます。もちろん、こうした連携が密になればなるほど、辟雍会の仕事量も増え、事務的にもより多くの作業が求められます。事業の進捗に合わせて、事務体制の在り方を含めた検討が必要になります。

 第三の大きな活動目標は、辟雍会の情報ネットワークを整備することです。辟雍会の活動は全ての会員にすぐに分かるようにし、全ての会員がアクセスしやすい親しみやすいものにすることが必要です。辟雍会の特性の一つは、学芸大学の卒業生と現役の学生・教職員との橋渡しができるという点にあります。こうした特性をうまく機能させるためにも、学芸大学の関係者に辟雍会の情報がすぐに届くようにし、辟雍会情報にアクセスしやすくする必要があります。そして、こうした状況を作り出すために、今期は辟雍会の広報体制を強化し、とりわけ、第二の目標とも関連するさまざまな情報ネットワークを整備する必要があります。会員の中の情報関係の専門家や情報ネットワークづくりに造詣の深い方々は、現役の学生・卒業生を問わず、是非、積極的なご提案をお願いいたします。

 以上、今期の課題・目標に関する私の抱負の一端を申し述べ、微力ではありますが頑張ってまいりたいと思います。会員の皆様からの忌憚のない叱咤激励と幅広いご協力を切にお願いいたします。

「自由・活発に意見交換して、楽しく活動する。」 ―― これを今期の辟雍会活動のモットーとしたいと思います。

 2018年春

辟雍会会長 平成29年度卒業式祝辞

辟雍会会長 馬渕貞利

 卒業生・修了生の皆さん、ご卒業・ご修了、おめでとうございます。

 また、ご家族・保護者の皆様、おめでとうございます。

 東京学芸大学全国同窓会の「辟雍会(へきようかい)」を代表いたしまして、ひと言、お祝いの言葉を申しあげます。

 本日ここにお集まりの皆さんがこれから進まれる路はさまざまであろうかと思いますが、最も多くの方々は学校教員として4月から教壇に立たれることと思います。ご承知のように、本学は日本における教員養成系大学の中心校としての役割を担うことを自負している大学です。本学の初代学長の木下一雄先生は、教員養成は2年間で十分だとする文部当局の姿勢を厳しく批判され、新しい教員養成は4年制大学で行うべきことを主張されて今日の教員養成系の大学・学部や大学院の基礎を築かれました。そうした本学の卒業生・修了生である皆さんは、優れた資質を備えた教員として、また、将来の日本の教育界を担っていくべき人材として嘱望されております。昨今、しばしば教職はブラックであるという話が飛び交い、国会でも教員の長時間労働や休日勤務の問題が議論されておりますが、かつて「聖職」と言われたように、子どもや若者の成長に深く関与する教職という職業ほど、誇り高く、やり甲斐のある職業はないと思います。これから教職に道に進まれる皆さんは、あらゆる困難を乗り越える意志と、自分の能力に対する確固たる自信をもってこの素晴らしい人生航路の第一歩を踏み出していただきたいと思います。

 ところで、現在、日本の大学は財政的に厳しい局面に立たされ、本学の出口学長は、日本教育大学協会の会長としてもたいへんなご苦労をされております。

 本日、この会場には本学で最後の「教養系」学生の皆さんが出席されていますが、「教養系」は教員の過剰が叫ばれた1988年に、当時の国立大学教育学部の中に設置され、以来30年、学校教員養成コースである教育系と並んで、広い意味での教育系人材を輩出する役割を果たしてきました。この間、「教養系」から巣立った皆さんの先輩たちはさまざまな場所ですばらしい実績をあげております。私たちは、教員養成系大学にこうしたコースが設けられたことによって日本の教育がより豊かなものになったと確信しておりますが、「教養系」は今まさに国家財政の緊縮を理由に消え去ろうとしています。まことに残念なことでありますが、新しく再編された教育支援系の発展に夢を託しつつ、本年度教養系を卒業される皆さんには、いわば有終の美を飾るべき今後のご活躍を期待したいと思います。

 私は、こうした「教育系」、「教養系」の卒業生のみなさんと大学院修了生の皆さんに対し、次のお話を「はなむけの言葉」といたします。

 昨年1月、23年にもわたって続いてきたNHKの長寿報道番組「クローズアップ現代」のキャスター国谷裕子(くにやひろこ)さんが『キャスターという仕事』という著書を上梓されました。私は、この本は現代の日本を考える上で示唆に富む言葉がいっぱい詰まった名著だと思います。

 2016年3月17日、「クローズアップ現代」の最終回が放映されましたが、そのタイトルは「痛みを越えて~ 若者たち 未来への風」というもので、作家の柳田邦男さんがゲストでした。国谷さんは、先ほどの本の中で、この柳田さんから送られたメッセージに若者たちへの「8か条」というものがあったことを書き留めています。これはすべて、とても含蓄のある言葉なので、私はこれを皆さんに紹介しておきたいと思います。

1)自分で考える習慣をつける。立ち止まって考える時間を持つ。感情に流されずに考える力をつける。

2)政治問題、社会問題に関する情報(報道)の根底にある問題を読み解く力をつける。

3)他者の心情や考えを理解するように努める。

4)多様な考えがあることを知る。

5)適切な表現を身につける。自分の考えを他者に正確に理解してもらう努力。

6)小さなことでも自分から行動を起こし、いろいろな人と会うことが自分の内面を耕し、人生を豊かにする最善の道であることを心得、実践する。特にボランティア活動など、他者のためになることを実践する。社会の隠された底辺の現実が見えてくる。

7)現場、現物、現人間(経験者、関係者)こそ自分の思考力を活性化する最高の教科書であることを胸に刻み、自分の足でそれらにアクセスすることを心掛ける。

8)失敗や壁にぶつかって失望しても絶望することもなく、自分の考えを大切にして地道に行動を続ける。

 現代は変化が激しい時代で、何事も目まぐるしく変化しています。こういう時代であるからこそ、皆さんは自分を信じ、「変化を読む眼」、「時代を読む眼」を身につけるように努力していただきたいと思います。

 現在、辟雍会は、東京学芸大学・大学院の学生や卒業生だけでなく、教職員とそのOB・OGを含めた東京学芸大学のすべての関係者が集う組織として運営されております。今年は本会発足の年より数えて15年目にあたりますが、道府県支部は30道府県で組織され、正規会員も1万3000人を超える規模に成長してまいりました。

 こうした力を背景にして、辟雍会では、昨年度から学生支援活動に一層力を注いでおりますが、今後は、卒業生に対するさまざまな情報交換活動も強化してまいりたいと思います。ここにお集まりの卒業生の皆さん、卒業後も辟雍会活動にご参集、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

次期会長に現会長の馬渕貞利氏が選出される

 このたび、理事会において本会の次期会長に満場一致で現会長の馬淵貞利氏が選出されました。会長選出は会則によれば「総会の承認を得る」ことになっていますが、この件について昨年秋に開催された全国代表者会議の決議によって理事会の決議を承認することとなっています。したがって馬渕貞利氏がこの4月より東京学芸大学辟雍会の会長として就任することとなりました。任期は2年、2020年3月31日までとなります。会長職として2期目となります。

「東京学芸大学数学科同窓会(仮)発足会」の開催

「東京学芸大学数学科同窓会(仮)発足会」の開催(3月21日)についてのお知らせです。

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大分県支部の第4回総会開催

 去る1月27日夕方6時から、「アリストンホテル大分」で辟雍会大分県支部の第4回総会が開催されました。ここには馬渕会長と大学の総務課副課長の清水研司さんが参加しました。今年は会員が3名増えたこと、大分県の県木を大学に寄贈することを計画中であること、来年の第5回総会までにはさらなる飛躍を期すこと、などが確認され、支部長には引き続き豊後高田市立香々地小学校の瀬口卓士さん、副支部長には日田市月隈こども園の竹内理恵さんに加えて、新たに大分県立臼杵高校の佐藤和洋さんと豊後高田市立呉崎小学校の幸俊一さんが就任されました。インフルエンザのため4名もの欠席者が出たことは少し残念でしたが、総会後の懇親会は美味しい中華料理をいただきながら、たいへん賑やかな意見交換の場となりました。写真の建物は会場となったアリストンホテルです。

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東京学芸大学同窓会新年祝賀会

 一般社団法人東京学芸大学同窓会の平成30年新年祝賀会が、1月23日(火)の夜に東京ガーデンパレス(文京区)を会場に開催されました。前日の都内の大雪に足元が心配されましたが、当日は明るい陽が差して、400人余の会員が集いました。

 高橋武郎理事長は開会の挨拶の中で、母校の学芸大学が日経BPコンサルティングの調査結果で「大学ブランド力」(首都圏)の上昇率ナンバーワンに輝いたと紹介し、卒業生も現場で頑張っていきたいと決意を述べました。来賓の中島裕昭本学副学長は、大学院の改組や教職大学院の動き等につい触れ、教育現場で活躍する同窓生の更なる協力をお願いしたいと挨拶しました。辟雍会からは馬渕貞利会長及び役員が来賓として出席しました。

 会では勤務5年未満の若手教員から校長就任間もない会員が壇上で紹介された後、各支部の記念写真撮影をはさんで会員相互の親睦を深めました。最後に学生歌「若草もゆる」を唱和して会を閉じ、明日からの職場に力強く向かっていきました。

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新年のごあいさつ

東京学芸大学辟雍会会長 馬渕貞利

 新年、明けましておめでとうございます。

 東京学芸大学辟雍会は今年が創立15周年目にあたり、一つの節目の年を迎えます。この間、本会は、皆様のご尽力により、1万数千名の正会員を擁し、全国の過半数の道府県に支部を持つ組織へと発展してまいりました。今年は、こうした基盤の上に立って、さらなる飛躍を期すべき年となっていることを、まず喜びたいと思います。

 昨年は、多くの方々のご協力を得て、学生の就学支援を目的とする辟雍会奨学金制度や学生の就職活動支援を目的とする近県学校訪問など、いくつかの新しい企画を実施するとともに、ホームカミングデーには大学と共催して金福実さんらによる韓国伝統芸術の公演および八田靖史さんの韓国料理に関する講演会を開催することができました。また、9月には金範洙さんらのご努力により韓国支部(「韓国辟雍会」)が結成され、本会の活動の幅を国際的に広げる足場を築くことができました。さらに11月には礒崎奈保子先生、鍋島尚子さんご執筆の『教員のための何でも法律相談・パート1』を本会から刊行することができました。これらの関係者の方々には重ねて厚くお礼を申し上げます。

 ただ、たいへん残念なことでありますが、昨年末に新潟県支部の支部長としてご尽力いただきました木澤英二さんがお亡くなりになりました。ここに謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。

 会員の皆様におかれましては、今年も一層のご活躍の年となることを祈念いたしますとともに、東京学芸大学が厳しい難局を乗り越えて前進することを願っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年元旦

辟雍会総会(11月4日)の議事録

去る11月4日に開催された総会(全国代表者会議)議事録を掲載します。
辟雍会総会議事録

第4回日光いろは坂女子駅伝大会を応援

 第4回日光いろは坂女子駅伝大会が平成29年11月26日(日)に開催されました。東京学芸大学チームは第1回から連続出場しています。この度、「東京学芸大学チームを沿道で応援する会」(呼掛人、辟雍会栃木県支部代表柏瀬省五氏)が結成され、通りがかりの卒業生を含む賛同者5名が参集しました。先輩等の声援のなかをコース第2走者が駆け抜けてゆきました。写真は、東武日光駅構内の「応援メッセージボード」と神橋交差点にてのぼり旗を掲げる「東京学芸大学チームを沿道で応援する会」。

                   文責: 事業部長 荒川悦雄

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岡山辟雍会より寄贈「赤松と醍醐桜」の植樹式

 辟雍会は大学構内の桜樹を再生する事業を推進しております。平成29年11月4日(土)ホームカミングデーにて、岡山辟雍会から寄贈された県木の赤松と醍醐桜の植樹式が若草研究室南側の緑地にて挙行されました。辟雍会の会長馬渕貞利先生、学芸の森環境機構の機構長渡辺雅之先生、岡山辟雍会の会長竹内仁志様らがご出席されました。竹内会長が鍬入れなされ、馬渕会長らが記念樹の標識を設置されました(写真)。竹内様によりますと、赤松には松茸が生じるかも知れないという期待ができ、醍醐桜は後醍醐天皇にゆかりのある樹齢700年超の天然記念物からの実生を特別にご用意されたとのことでした。

                    文責: 事業部長 荒川悦雄

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ホーム・カミングデー「観たい! 知りたい! 韓国文化」

 本学小金井祭中の11月4日(土)の午後に芸術館において、ホーム・カミングデーの行事として辟雍会と東京学芸大学との共催による講演会が開かれました。今年の内容は韓国文化の紹介です。最初にキム・ポクシル、シン・チョンウォン、パク・ヨンヒ氏による「伽耶琴散調フィモリから伽耶琴パンソリ併唱―短歌《白髪歌》(春香伝)より〔カルカプタ〕」、「パンソリ《沈清歌》」、「長鼓舞とソルチャンコ」の3つの伝統芸能を「観る」ことができました。
 続いて本学アジア研究学科を卒業したコリアン・フード・コラムニストの八田靖史氏の講演「本当においしい韓国料理の食べ歩き」により韓国料理が紹介されました。本場のビビンバ、冷麺など親しみのある食べ物に始まり韓国各地のご当地食材・料理について「知る」ことができました。そして八田氏は、郷土料理に見る地域の風景や歴史にまで思いをいたらせることによって、はじめて「本当においしい」と味わうことができると締めくくりました。
 注目される平昌は山の幸、海の幸が豊富な所だそうです。聴いていると、お腹の方はすっかり「食べたい!」に変わっていました。

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辟雍会全国代表者会議が開かれる

 辟雍会全国代表者会議が11月4日(土)に東京学芸大学第一会議室において開催されました。馬渕貞利会長は挨拶のなかで、今年になって入会者が昨年より増えたこと、韓国辟雍会が設立されたこと、学生の近県学校訪問を大学と共同で実施したこと等を報告しました。会議では、岡山県支部から本学に対して樹木「醍醐桜」「赤松」の寄贈があったことが報告されました(午前中に植樹記念式挙行)。関連して他の支部においても寄贈に前向きな声があがりました。
 総会は大学理事。副学長をはじめ辟雍会役員等、そして北海道、青森県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川、石川県、静岡県、岡山県、広島県、高知県、佐賀県、大分県、宮崎県の各支部の役員など37名の出席がありました。

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近県学校訪問―神奈川県コース(座間市立相模が丘小学校)

 平成29年10月5日(木)、近県学校訪問の神奈川県コースとして、座間市立相模が丘小学校を訪問した。参加者は、学生3名と引率者3名の、計6名だった。午前10時に、最寄りの小田急線「小田急相模原駅」集合ということであったが、定刻の5分前には全員が顔をそろえ、幸先良いスタートとなった。
 学校に到着し、簡単な自己紹介を済ませた後、校長先生から、この日の予定及び学校の「グランドデザイン」についての話をうかがった。その後、3校時に2年生の国語の授業(詩の音読と通学路や商店街などで見つけた表示・記号についての発表)、4校時に3年生の社会科の授業(食物の移入・輸入についての発表)を参観した。
参加者6名で給食をいただいた後、栄養士の先生から、相模が丘小学校の給食のあり方の説明があった(写真①)。この日は、ロング・タイム昼休みということで、子どもたちと一緒に活動できればと思っていたが、時間の関係もあり、その望みは叶わなかった。
5校時に5年生の算数の授業(図形を使って決まりを発見する)を参観した(写真②、③)。
 最後に、全体的なことで質問があればと、校長先生が質疑応答の時間を設けてくださった。参加学生から、教師の専門性のこと(大学でやってきたことが生かせるのか)、小学校の英語科開始に当たってこの学校でどんな準備を行っているか、幼少の連携について行っていることがあれば等、熱心な質問が続いた(写真④)。
 校長先生は、本学保体科の卒業生ということもあって、準備の段階から、本学学生の訪問を楽しみにしておられ、お忙しい中(我々の訪問中も、教育委員会関係の来客があった!)、ご配慮の行き届いた対応をしていただいた。参観した授業はどれも、先生の個性と指導力がキラリと光っている授業で、もっと大勢の学生さんに見て頂きたかったと思うのだが、これは次年度以降への課題ということになった。

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近県学校等訪問ー静岡県コース 10月5日(~6日)

 訪問1日目-掛川市立中央小学校・同市教育委員会・同市立東中学校・浮世絵美術館夢灯
 訪問2日目-教育関連施設として掛川城天守閣、美術館、大日本報徳社
 

 東京駅で集合し東海道新幹線で掛川駅下車、掛川市教育委員会の田中浩美主席指導主事と静岡辟雍会武藤葉子会長および鷲山恭彦顧問の出迎えを受けた。早速教育委員会のバスで訪問先を上記の順に田中主事の案内で各学校等を訪問した。教育委員会では山田文子教育長から市の教育行政の基本などの講話を受け、小学校では6、3、1年の学級では本学卒業生の授業を、そして中学校では数学の授業の他に技術の授業を、クラスを6グループに分け、それぞれの人型ロボットにグループの事柄テーマに添った言語を導入しロボットと会話するという特色ある授業内容であった。また卒業生教員による音楽の混声合唱の授業は少しの間ではあるがどんどんと上達させていく指導に感動した。その後訪れた旧東海道五十三次の「小夜の中山」の峠にある浮世絵美術館夢灯は江戸期の歌川広重の日坂の絵題目の場所に建てられたもので、広重を中心にご当地静岡県に関する浮世絵37点の展示品を感激のうちに鑑賞した。宿泊は旧家で古民家の鷲山家に合宿させていただき現地で活躍している先輩の先生も参加し教育懇親を深めた。翌日は掛川城関連施設と二宮金次郎を祖とする報徳の教えの公益法人大日本報徳社を訪問し教育における報徳の教えについて綱取清貴事務局長から講話を受けた。全ての訪問先において、本企画に合うようにパンフレットや印刷物を用意して頂いたことは学生にとっても所期の目的の効果は高かったと思われた。

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近県学校訪問 2017年度実施状況

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校

 次に掲げる写真は、9月27日に行われた多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校訪問の様子である。これは、辟雍会が今年から本学学生のために大学と共催の形で実施している事業の一環で、この日の参加者一同は、辟雍会の丹伊田・山本両副会長を引率責任者とし、大学からバスを出してもらって多摩市にある学校へと向かった。同校の校長先生は元学芸大学附属高校の副校長を務められた五十嵐先生であるが、その前任者は他ならぬ丹伊田副会長。こうしたご縁もあって、同校の皆さんからとても親切に応対していただいた。はじめに五十嵐校長から学校の沿革や特徴について詳しくご説明いただき、その後、いろいろな授業を見て回った。この学校には学芸大学を卒業された先生方が4人もおられて、そうした先生方の授業の様子をゆっくり拝見することができた。見学後、多摩丘陵の頂上(海抜161メートル)付近にあって、晴れていれば富士山も眺望できるという多摩大学の食堂で昼食を取り、帰路についた。

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韓国辟雍会の創立

 東京学芸大学辟雍会では初の海外支部が発足する見込みとなった。2017年9月14日(木)、韓国辟雍会(東京学芸大学辟雍会韓国支部)の創立記念式が韓国テジョン(大田)の国立ハンバット(「大田」の別称、「大きい畑」の意)大学校で挙行された(写真中央下参照)。この式には同大学校のキム・ヒョンジュ(金玄珠)教授(韓国辟雍会理事長)らを中心として、日本から馬渕貞利辟雍会会長、キン・ボンス(金範洙)東京学芸大学特命教授[国際担当](韓国辟雍会会長)が出席した。この他、韓国辟雍会の創立役員として、ジョ・ギュホン(曺圭憲)サンミョン(祥明)大学校教授(韓国辟雍会理事・国際協力本部長)、キム・ジンギュ(金鎮圭)ソンゴク(松谷)大学校講師、韓国辟雍会幹事・国際産学連携担当)、イ・イクジェ(李翼載)富川カチウル初等学校教師(韓国辟雍会幹事・国際教育協力担当)らが就任した。こうして、韓国辟雍会は11月に本学で開かれる辟雍会全国代表者会議での承認を待つこととなった。

 なお、馬渕会長らは、記念式の前後に、松谷大学校、祥明大学校、国立チュンブック(忠北)大学校などを表敬訪問し、来訪されたパク・チャンス(朴昌洙)国立コンジュ(公州)大学校教授(産学協力団長)らと協力確認をした。松谷・祥明両大学校には丹伊田敏副会長や荒川悦雄事業部長も同行して、総長や大学関係者らと親しく懇談した(写真参照)。この模様は韓国の複数のネットニュースにも取り上げられた。

( 文責: 事業部長 荒川悦雄)

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近県学校等訪問事業―埼玉県コース

 学生が近県の学校訪問をして、そこで実際の授業を観察し、先生の話を聞いて将来の教師の姿を描くプログラムが、大学(キャリア支援課)と辟雍会の共同事業として始まりました。今年度は4回を予定していますが、9月21日(木)にその第1回として「埼玉県コース」が実施されました。学生は1~3年の3人です。引率は大学の椿真知子教授、辟雍会の臼木信子副会長(学校連絡を担当)、小澤一郎広報部長でした。訪問校は閑静な住宅街にある富士見市立つるせ台小学校(富士見市鶴瀬)です。
 初めに孝雄校長から学校の概要説明を聞いた後に授業見学をし、給食をいただきました。

学生の感想です。

低学年の授業
「子どもたちがしっかりと前を向いて勉強しているのが印象的でした。」

高学年の授業
「先生が授業の始めに、これから何をするのかをはっきりと示したので、子どもたちは動きやすかったようです。」
「どんな子にも先生が丁寧に対応しているのが印象に残りました。」

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平成29年度「東京学芸大学辟雍会奨学金」募集要項

 東京学芸大学辟雍会では, 平成29年度(2017年度)から,経済的理由により就学困難な学生に対する勉学費の一部支援を目的として,奨学金制度を設けました。

 下記の条件を満たし,奨学金の給付を希望される人は,奨学金申請書を所定の期日まで(奨学金Bについては随時)に提出してください。

1.申請対象者

 奨学金A(新入生):東京学芸大学の入学時に,奨学金募集年度の春学期授業料全額免徐を認められた者のうち20名程度。

 奨学金B(在学生):東京学芸大学在学中に家計急変等により,就学困難な状態に立ち至り,緊急支援奨学金の給付が認められた者。

           ※緊急奨学金:日本学生支援機構又は東京学芸大学の緊急支援奨学金

2.給付及び給付額

この奨学金の給付は在学中一回限りとし,給付金は返還する必要がありません。

給付額 奨学金A:一律5万円(辟雍会の正会員でない場合は、正会員になることを条件とする。)

奨学金B:一律2万円

3.申請期間及び方法

  奨学金A:東京学芸大学辟雍会奨学金申請書(別紙様式第1号)に東京学芸大学発行の授業料免除選考結果通知を添え,平成29年7月初旬(授業料免除選考結果通知後)~平成29年7月20日(木)までに辟雍会事務所宛に提出してください。

  奨学金B:東京学芸大学辟雍会奨学金申請書(別紙様式第1号)に緊急支援奨学金給付決定通知を添え,随時辟雍会事務所宛に提出してください。

 ※東京学芸大学辟雍会奨学金申請書(別紙様式第1号)は,辟雍会事務所で直接受け取るか,こちらからダウンロードしてください。

 → 辟雍会奨学金申請書(別紙様式第1号)

4.選考

奨学金の給付候補者の選考にあたっては,必要に応じて,辟雍会関係者による面接を行います。

5.決定通知

 東京学芸大学辟雍会奨学金選考結果通知により,申請者に通知します。

以上

東京学芸大学と東京学芸大学辟雍会との意見交換会

 去る6月7日(水)に本学第一会議室において、本学執行部と辟雍会役員等との意見交換会が開催されました。大学側からは学長、副学長、事務系の責任者、また本会からは会長、副会長、理事等が出席し、今年度開催予定の11月4日(土)のホームカミングデーに関する協議を行いました。また学生の近県学校訪問の事業について、大学と辟雍会とが連携を図りながら進めていることが報告され、さらに具体的な日程等も詰めていくことになりました。その他、辟雍会の事業計画や本学の基金に関する活動計画について報告がありました。

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東京学芸大学同窓会総会(6月4日)

 平成29年6月4日(日)の午後、一般社団法人東京大学同窓会の総会が本学芸術館において開催されました。辟雍会の馬渕貞利会長をはじめ副会長・理事が来賓として出席しました。総会では理事会で選出された新理事長の髙橋武郎氏が就任の挨拶をし、退任した齊藤光一氏には出口利定学長より感謝や状が贈呈されました。

 総会後、「違いを強みにかえる特別支援教育」と題して、本学卒業生(D類音楽科)である明星大学教育学部教授・保健学博士の星山麻木氏による講演がありました。氏は「多様であることは豊かなことである」という前提に立って、こんにちの学校には特別支援の必要な児童生徒に対するインクルーシブシステムの構築が求められるという話を、世界の教育の例を示しながら語りました。八王子市の教育にも深くかかわる星山氏は講演後の懇親会に出席し、卒業生として歓談の輪に加わりました。写真は高橋新理事長。懇親会で挨拶を述べる馬渕会長。

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第15回理事会開催

 第15回東京学芸大学辟雍会が5月27日(土)午後2時よりに東京学芸大学第一会議室において開催されました。馬渕貞利会長は冒頭のあいさつで、年々支部が増えてきているが昨年は滞った。今年度はまた新たに支部が設立されるように働きかける。今年度に入って会員数が急に回復し始めた。さらに入会を勧める。といった力強い抱負を述べました。また、議事では学生奨学金給付が始まること、学生の近県学校訪問事業について大学に協力することなどが報告されました。会議には、青森県、静岡県、岡山県、高知県、大分県の各支部長が理事として出席しました。この日は出口学長に代わって本会理事の中村信一副学長(事務局長)が大学の状況について説明しました。

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「お花見の会」を開きました。

 辟雍会では、今年も去る4月8日(土曜日)の12時から14時にかけて大学と共催して「お花見の会」を開きました。桜はちょうど推し量ったように満開の時期に遭遇しましたが、お天気はやや花曇りといった塩梅。音出しを配慮して桜の花がほとんど見えない生協ホールでの開催というのも一考を要すかも知れません。昨年、生協前の桜が一本自然倒木し、もう一本の記念樹的な桜も倒木の怖れありということで伐採されました。それでも小金井市長をはじめ、近隣の各町会から多くの地域住民の方々が参加され、学芸フィルハーモニアの管弦打楽器演奏、和太鼓研究会「響」の演奏などを聞きながら、にぎやかに歓談の一時を楽しむことができました。参加者にお茶をたてる茶道部のお点前も好評でした。辟雍会では馬渕会長をはじめ役員総出のような形で、恒例のコーナーに甘酒・だんご・日本酒を用意しましたが、大人気を博していずれもまたたく間に「完売」しました。

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1)お花見の会前日の大学本部棟前の桜 昨年末、樹齢を迎えた桜の老木が倒木する危険があるため12本伐採された。本部棟前のソメイヨシノはかろうじて伐採を免れたが、残り僅かな命を惜しむかのように、今年は濃い紅色の美しい花を披露してくれた。

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2)辟雍会事務所(二十周年記念飯島同窓会館)前のソメイヨシノ 辟雍会の事務所は春になると4本のソメイヨシノと1本の大島桜によって周囲が飾り立てられる。事務所に南面する飯島和日本庭園のツツジやモミジと共に学芸大学構内でも屈指の花見名所である。

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3)「お花見の会」辟雍会コーナー 今年は大奮発して300本の「だんご」(6種類)と高級日本酒(久保田「萬寿」2本、「福寿」純米吟醸4合瓶5本、「獺祭」純米大吟醸3本)を用意したが、またたく間になくなった。まずは試飲とご満悦の仁伊田副会長。後方は左から佐藤会系部長・山本副会長。前夜から事務の林さん・大澤さんが準備した八海山の酒粕で造った「甘酒」の味は格別であった。

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4)地域サークル「響」の和太鼓演奏 学芸大学の公開講座から生まれた地域サークル「響」は今や引手あまたの人気サークルとなった。学芸大学「お花見の会」の常連である。

「お花見の会」開催

 来る4月8日(土)12時より、「お花見の会」が開催されます。東京学芸大学、貫井坂上地区連絡協議会、そして辟雍会による主催で開催されます。会員のみなさまには多数のご参加をお待ちしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
「お花見の会」案内【PDFファイル】

東京学芸大学同窓会新年祝賀会

 一般社団法人東京学芸大学同窓会の平成29年新年祝賀会が、1月24日(火)の夜にANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂)を会場に開催されました。都下の学校や行政機関に勤務する400名を超える会員が集いました。齊藤光一会長の挨拶に続いて、来賓の出口利定本学学長が祝辞を述べ、現在の学芸大学を取り巻く状況についての説明のほか、文科省のキャンパス・アジア事業に採択されたことにふれ、将来の東アジア地域の教育を担う人材の育成に本学が牽引していく旨の話がありました。
 辟雍会からは馬渕貞利会長をはじめ、副会長・各部部長5名が出席しました。会では歓談の間に若い先生をはじめ今年度から管理職に就いた先生方の紹介があり、その後恒例の各支部の記念写真撮影が行われました。また杉並支部は最も多数の会員が出席したとして表彰されました。

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新年のごあいさつ

東京学芸大学辟雍会会長 馬渕貞利

 新年、明けましておめでとうございます。

 東京学芸大学辟雍会は今年で創立14年目を迎えます。今年が会員の皆様にとりまして幸多き年になりますとともに、東京学芸大学の新たな発展の年になりますことを願って、辟雍会の活動を推進してまいりたいと思います。

 私は、昨年4月、前会長の鷲山恭彦氏の後を継いで会長に就任いたしましたが、瞬く間に一年が過ぎようとしております。それでも、この間、多くの会員の皆様にご協力いただき、新しく辟雍会奨学金制度を創設するとともに、秋のホームカミングデーの際には天気予報士の平井信行さんにご講演をお願いして、これまでにない盛況を博することができました。また、全国の支部に呼びかけてご当地桜や県木を学芸大学の校庭に植えるという事業を開始し、早速栃木県支部から運んでいただいた栃の木を植えることができました。さらに、事業部長の荒川先生のたいへんなご努力で学芸大学大学院開設50周年を記念して無線通信の記念局を開設し、さまざまな情報を発信するというユニークな取り組みも現在進行中であります。

 ただ、今年度は新しい支部の創設事業や学生会員の自主的活動などが進捗しておりませんので、今後、この方面にも力を注いで、さらなる発展の礎を築いていきたいと思います。会員の皆様のご支援、ご協力を、こころよりお願い申しあげます。

ファイターズ・栗山英樹監督の新年ご挨拶

 プロ野球日本ハム・ファイターズの栗山英樹監督(A類保健体育科・昭和59年卒業)から新年のご挨拶が届きました。

 栗山監督は昨年、チームを10年ぶりに日本一に導きましたが、その巧みな選手起用や采配が注目され、高く評価されました。そして、プロ野球の発展に貢献した監督・選手に贈られる「正力松太郎賞」を受賞しました。 

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東京学芸大学辟雍会の皆様へ

 明けましておめでとうございます。

 昨年は、ファイターズとわたくしへの応援、本当にありがとうございました。

 シーズンを通して、また日本一をかける大勝負のときにも、全国の学芸大学同窓生、学生・教職員の方々の応援と励ましをいただきました。ここにあらためて深く御礼申し上げます。おかげさまで、チームは日本一の座を射止めることができました。また、わたくしは「正力松太郎賞」というこの上ない栄誉をいただくことになりました。

 わたくしは学芸大学を卒業してからも、周りに支えられながら、選手として、監督として一生懸命にやってまいりました。そして、今という自分があります。これからも、精進してまいります。辟雍会の皆様には、引き続き、温かい目で応援のほどお願い申し上げます。

 選手一人ひとりのことを考えると、まだまだわたくしがやらなければならないことはたくさんあります。今年も、ファイターズの司令官として新しい気持ちでチャレンジしてまいります。どうぞ、ご期待ください。合わせてご声援をお願い申し上げます。

 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2017年正月      日本ハム・ファイターズ 監督 栗山英樹

辟雍会運営アマチュア無線記念局開設の新聞報道

 東京学芸大学辟雍会は、平成28年11月1日(火)に東京学芸大学教育学部改称50周年アマチュア無線記念局「8J1TGU」を開局 し、ホームカミングデーの主催事業を盛り立てました。皆様のご理解とご協力にお礼を申し上げます。  

 さて、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の活動についての記事が電波タイムズ紙「近隣のアマ無線記念局開設を支援/東京学芸大学記念局『8J1TGU』運用/NICTハム(平成28年11月25日(金)付、第4面)」にて報道されております。この記事中に、3枚の写真入りで当記念局の立ち上げの経緯や公開運用、及び平井信行氏の講演会 の様子も紹介していただいております。  

 幾多の感謝を思い出し、ご報告する次第です。

 → 電波タイムズ紙の記事はこちら〔PDFファイル〕

(文責:事業部長 荒川悦雄)

辟雍会栃木県支部より寄贈「栃の木」の植樹式

 辟雍会では、本学小金井キャンパス内の桜樹を再生する事業を学芸の森環境機構及び大学の施設課とともに推進し、ご当地桜・県木の苗木の提供を全国の各支部に呼びかけております。

 平成28年11月5日(土)ホームカミングデーにて、辟雍会栃木県支部から県木「栃の木」が3本寄贈されました。晴天に恵まれ、関係者が見守る中、自然科学系研究棟1号館と弓道場との間の緑地にて、これら県木第一号の植樹式が挙行されました。

 辟雍会の会長馬渕貞利先生、本学の理事・副学長長谷川正先生、辟雍会栃木県支部の支部長柏瀬省五様によるご挨拶と鍬入れがなされ、学芸の森環境機構の機構長渡辺雅之先生と小金井祭実行委員会の委員長柴田良美さんにより記念樹の標識が設置されました。

 3本の苗は等間隔に直線的に配置され、この直線に直交する方向は栃木県の県庁所在地の宇都宮市に向けられました。本学は学部名改称と大学院創設から50周年です。また、栃木県にて「栃の木」が県木に制定されてからも50周年とのことです。50年後は苗木が空に向かって大木になっているように、学問の森で育った学生は至高に向かって漸近していきますように。(文責:事業部長 荒川悦雄)

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ホームカミングデーで気象予報士の平井信行氏が講演

 11月5日(土)は、本学小金井祭の最終日でした。午後3時から芸術館において、辟雍会と東京学芸大学との共催による講演会が開かれました。講演は本学卒業生の気象予報士・平井信行氏(本学A類社会選修)による「最近の気象災害~台風、大雨」でした。会場の聴衆に提供したクイズを解きながら、最近の異常気象について紹介し、わかりやすく解説をしました。

 平井氏は、朝のNHKテレビの天気予報に出演、その5分間のために、深夜零時に起床し、準備に入るとのことでした。そして放送の流れを記す台本の書き方は、学生時代の教育実習において学習指導案の作成の際に培った手法と同じであると述べました。平井氏はまた、小学6年の時に抱いた将来の夢が気象予報士であったことを披露し、熱っぽく語りました。今、その夢がかなっていると。

 講演の後に、駆け寄った気象予報士を目指す若者に対して、温かい励ましの言葉をかけていました。

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辟雍会全国代表者会議が開かれる

 辟雍会全国代表者会議が11月5日(土)に東京学芸大学第一会議室において開催されました。馬渕貞利会長は、会員である在学中の学生に対する支援のあり方として「奨学金」の制度を提案しました。また、栃木県支部から本学に対して樹木の寄贈があったことを取り上げ(午前中に植樹記念式挙行)、今後もこのような形で本学環境整備に貢献したいと述べました。

 総会は辟雍会役員、大学執行部等の関係者、そして青森県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、石川県、静岡県、広島県、高知県、佐賀県、宮崎県の支部代表、総計37名の出席者がありました。

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辟雍会主催、栃木県支部による植樹式のお知らせ

 ホームカミングデーにて、辟雍会栃木県支部から「栃の木」3本を受贈し、大学のご賛同のもと、植樹する式典を挙行いたします。  
 皆様のご参集をお待ち申し上げます。特に、栃木県ご出身の教職員及び学生諸君はお誘い合わせの上、ご協力ください。

日時:平成28年11月5日(土)10:00から10:30まで
場所:自然科学系研究棟1号館と弓道場との間の緑地


(文責: 事業部長 荒川悦雄)

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【お問い合わせ先】 東京学芸大学辟雍会事務所
【連絡先】TEL/FAX 042-321-8820
【E-mail】 hekiyou@u-gakugei.ac.jp

『東京新聞』に鷲山恭彦前会長の記事が掲載されました。

鷲山恭彦前会長が地元の掛川で活動されている「花の香楽会」に関する記事が10月20日付の『東京新聞』に掲載されました。ご一読下さい。

→東京新聞記事はこちらら〔PDFファイル〕

辟雍会主催、アマチュア無線記念局の開局のお知らせ

 東京学芸大学の教育学部は、学芸学部から改称(昭和41年 4月)して今年で50年になりました。これを記念して、東京学芸大学 辟雍会が大学の賛同を得て、今年度末までの期間限定で、記念の アマチュア無線局を大学内に設置します。

 本記念局は、東京学芸大学の教職員・学生・同窓会のアマチュア 無線家たちが共同で運営するもので、記念局運営経験の豊富な お隣の情報通信研究機構(旧、電波研究所)の無線家の助けを借りて、 11月1日の開局予定で、総務省関東総合通信局に免許申請中です。  

 免許が下りましたら、平成28年11月1日(火)17時頃に開局第一声の 電波を発射し、続けて3~5日(木~土)に開催される学園祭「小金井祭」 及び「ホームカミングデー」にて公開運用を行う予定です。  

 東京学芸大学の今を伝える小さな声が、遠くの皆様にも届きますように。

(文責: 事業部長 荒川悦雄)

東京学芸大学教育学部改称50周年アマチュア無線記念局のホームページへ

【お問い合わせ先】 東京学芸大学辟雍会事務所

【連絡先】TEL/FAX 042-321-8820 

【E-mail】 hekiyou@u-gakugei.ac.jp

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栗山ファイターズ、パリーグ優勝おめでとうございます

栗山ファイターズ、パリーグ優勝おめでとうございます。11.5ゲーム差からの逆転優勝は、我々同窓生に最後まで 「あきらめない」ことの大切さを改めて教えてくれました。と同時に,栗山監督と同じ同窓生であることを誇りに思います。 次は、日本一に向かって頑張って下さい。岡山からも多くの同窓生が応援しています。        

東京学芸大学岡山壁雍会 事務局長  宰相 裕一

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リオ五輪に現役学生と卒業生の二人が選ばれる!

 間もなく開幕するリオデジャネイロ五輪に本学学生と卒業生が、7人制ラグビー女子に日本代表として選出されました。G類生涯スポーツ専攻3年の小出深冬さんと平成27年卒業のB類保健体育専攻の谷口令子さんの二人です。二人とも本学学獅会ラグビーフットボール部に所属していました。試合は8月6~8日に予定されています。本学では去る7月23日に激励会が開かれ、お二人からオリンピックに臨む決意と抱負が述べられました(写真右が小出さん、左が谷口さん)。なお、現役学生の夏季五輪出場は開学以来初の快挙です。  
 今大会より五輪の正式種目として認められた7人制ラグビー、そのスピード感あふれる競技は観るものを大いに楽しませてくれることでしょう。皆さん、応援しましょう。

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東京学芸大学と東京学芸大学辟雍会との意見交換会

 去る6月15日に本学第一会議室において、学芸大学と辟雍会との意見交換会が開催されました。大学側からは学長、副学長、事務系の責任者、また本会からは会長、副会長、理事等が出席し、おもに11月5日予定のホームカミングデーに関する協議を行いました。また馬渕会長から会員支援、とくに学生への支援についての話題やその他多岐にわたる支援方法についてアイデアが出され、それを元に活発に意見を交換しました。大学と本会とがさらに連携しながら様々な課題について対応していくことを確認しました。

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東京学芸大学同窓会総会(6月5日)

 一般社団法人東京学芸大学同窓会総会が去る6月5日(日)午後に東京学芸大学芸術館にて開催されました。開会に先立って亡くなられた馬場俊一前理事長を悼み、黙とうを捧げました。齊藤光一理事長から各支部での活動への敬意と期待に加えて、若手会員を増やすことに一層励みたいという趣旨の挨拶がありました。来賓の出口利定学長挨拶のあと議事が滞りなく進められ提出議案が認められました。
 総会後「宇宙からのメッセージ」と題して本学卒業生で国立天文台の縣秀彦准教授の講演があり、しばし、宇宙の中を回遊しました。その後、本学第一むさしのホールにて懇親会が開かれました。席上、出口学長に続いて馬渕貞利辟雍会会長が挨拶をし、全国に各支部が設立されつつある状況等について紹介がありました。集まった大勢の各支部の会員同士が歓談の時を過ごしました。

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第14回理事会開催

 第14回東京学芸大学辟雍会が5月28日(土)午後2時よりに東京学芸大学第一会議室において開催されました。今期、新しく会長に就任した馬渕貞利氏が、本会会員の学生支援および支部の新しい創設に向けての抱負を述べ、開会の挨拶としました。学生支援については本会加入者が減ってきている現状から、具体的な方策が求められています。支部の設立については、昨年度、埼玉県および宮崎県(今年2月)の支部が創設されました。今年度はさらに支部設立の動きがあります。

 当日は、(一社)東京学芸大学同窓会をはじめ、栃木、静岡、岡山、高知、大分の支部代表が出席しました。また大学側より、出口利定学長と新しく就任した理事・副学長の中村信一氏(事務局長)が列席されました。会議は松村茂治幹事長の司会によって進められ、閉会後は懇親会が催されました。懇親会では会議で話題となった各県の桜の木を大学構内に植樹できないかということについて、引き続き話が尽きませんでした。

→ 議事要録ダウンロードはこちら【PDFファイル】

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【卒業生インタビュー】林敏潔(南京師範大学教授)

本学卒業生である林敏潔さんへのインタビュー記事(2015年11月11日)。インタビュアーは鷲山恭彦前会長です。

→ ダウンロードはこちら【PDFファイル】

第10回科学技術の「美」パネル展「最優秀賞」受賞

 平成27年度の第56回科学技術週間にて科学技術団体連合主催の第10回科学技術の「美」パネル展に本学の自然科学系基礎自然科学講座物理科学分野荒川悦雄(代表、共同撮影者: フォグリ ヴォルフガング、亀沢知夏、岩見隆太郎、白澤徹郎、山口雄大、鴨川仁、中田正隆、兵藤一行)が作品「X線で光る宝石と岩塩」を出展しておりました。当作品は厳選された26点に選出され「文部科学省の情報ひろば」にて展示された後、「おもしろ科学館 2015 in ほろのべ」のパネル巡回展でも紹介されました。この度、当作品が「最優秀賞」に選定され、平成28年4月15日(金)に科学技術団体連合の有馬朗人会長から表彰状と記念品の楯が授与されました。

さわやかなプレーに、感動!

学大スポーツ・鈴木禹志

 

 今回の第88回のセンバツ大会には、本学の野球部OBが監督を務める土佐高と釜石高の2チームが出場した。土佐高の西内監督は、昭和63年度卒、釜石高の佐々木監督は、平成17年度卒、ともにご自身の母校のチームを率いての甲子園出場だった。テレビでの観戦であったが、監督や選手の細かい表情などもよく分かり、この2チームの全力プレーに心から感動した。たいへんさわやかな印象で、選手たちの明るい笑顔が強く記憶に残った。

 まず、土佐と大阪桐蔭の試合、結果は大阪桐蔭が土佐を9対0と圧勝したが、投手の尾崎を中心に、ねばり・集中力・全力の土佐のチームカラーを生かしたプレーが随所に見られた。2回には、無死2,3塁のチャンスもあり、ここでタイムリーが出れば得点というおしい場面もあった。大阪桐蔭のエース高山は、土佐が直球狙いだと読んで、コースを重視した変化球に切りかえ、土佐の反撃を許さなかった。

 次に、釜石対小豆島の対戦は、同じ21世紀枠同士の力と力がぶつかる好試合となったが、先制した釜石が2対1で、春夏を通して、甲子園初勝利した。

 この試合、釜石の右腕・岩間の丁寧にコーナーをつく投球が光った。直球は120キロ台で、打たせてとる投球になったが、低めにボールを集めて、適時打を許さなかった。バックも、懸命によく守った。

 いっぽう、打撃は初球のストライクから積極的に打っていき、随所に1点を取る工夫が見られた。8回には奥村の適時二塁打で加点し、小豆島の9回の連打での反撃を退けた。

 小豆島の三塁側のアルプス席には、生徒や島民らが5000人以上駆けつけ、大声援を送った。選手17名の次ということで、応援団はみんな18番の背番号をつけて、長谷川投手を励まし続けた。

 釜石が再三のピンチにも動じなかったのは、逆境に負けない「鋼鉄(はがね)の意志(こころ)」(校歌の歌詞)をモットーとしていたからだという。東日本大震災の津波で多くの被害を受けた釜石。佐々木監督も、「まだ冷静に話せる状態ではない」とも話されていた。この1勝が、地元の人々に大きな勇気と喜びをもたらしたことだろう

 釜石の第2戦は、強打の滋賀学園との対戦。結果は、滋賀学園が19安打の猛攻で、9対1で勝利した。滋賀学園は、1回馬越のタイムリーなどで、2点を先取、試合の主導権をにぎった。滋賀学園は、2回、4回、8回にも加点、釜石の岩間投手を攻め立てた。滋賀学園の3番,捕手の後藤は5打数5安打、守っても投手の神村を好リードした。

 これに対して釜石は、5回に1死から新沼,大尻の安打で、1点を返した。佐々木監督は試合後、「何もできなかった。前半粘れればと思っていたが、1回に2失点して流れをつかめなかった。」と悔しそうに語った。

 ただ、この試合ピンチにマウンドに集まるチームメートに釜石のエース岩間がたえず笑顔を見せ、最後まで堂々と投げ続ける姿が印象に残った。じつは、岩間投手は、東日本大震災で被害が大きかった大槌町の出身。当日は小学校の卒業式の練習中で、急いで高台の逃れて無事だったとのこと。しかし、町の役場に勤めていた母の成子さんは津波に襲われ、現在も行方不明のままだ。

 成子さんは、「野球はひとりではできない。まわりを見れば、いつも仲間がいる。応援してくれる人もいる。仲間の大切さを考えなさい。」といつも語っていたという。その母の教えを胸に、岩間投手は2試合とも完投し、計253球を投げ切った。

 もう1つ、小豆島戦には釜石の応援席には海星の選手が、海星の試合には釜石の選手23名が友情応援、滋賀学園の次の試合には釜石の応援団の紫のユニホームを着た応援が見られた。画面を見ながら、とてもうれしい気がした。

 これからの2チームの、さらなる健闘を心から祈りたい。

お花見の会開催

 東京学芸大学・貫井坂上地区連絡協議会と共に本会が主催する恒例行事「お花見の会」が、4月2日(土)に学生食堂である第1むさしのホールで開催されました。当日は曇り空でしたが、構内に咲く桜を一般市民が立ち止まりながら眺めていました。会は出口利定学長の挨拶に始まり、本会の馬渕貞利新会長の挨拶・乾杯によって和やかに進行しました。学生によるクラッシック音楽、留学生による三味線、地域住民のフォークダンス、その他恒例の和太鼓演奏など、盛りだくさんのプログラムがありました。会場の一角には、にわか茶室も設けられて参加者を喜ばせました。

(写真は馬渕新会長の挨拶と構内の桜風景)

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新会長のあいさつ

 辟雍会が東京学芸大学の全国同窓会として発足したのは、国立大学が法人化された2004年(平成16年)のことで、今年はそれから13年目にあたります。これだけの年月を経ると、この会ももう「草創期」の組織という「いいわけ」もできなくなっているように思われます。  

 私は、初代の荒尾会長、第二代の長谷川貞夫会長、そして前任の鷲山恭彦会長のあとを継いで本会の会長を務めることになりましたが、正直に申しまして、大変荷が重く、いささか気が滅入っております。とはいえ、この大任をお引き受けしたからには、老骨に鞭打ちつつ、精一杯頑張りたいと思います。  

 この間、多くの方々のご尽力によって、辟雍会も立派に発展してまいりました。会員は1万人を超え、支部が設置された道府県も半数近くになりました。また、東京都の教員を中心にして組織されている「一般社団法人 東京学芸大学同窓会」とも密接に連携して活動できるようになってきました。こうした活動を踏まえ、2013年(平成25年)11月、会の名称も「辟雍会(東京学芸大学全国同窓会)」から「東京学芸大学辟雍会」に改められました。本会創立時の精神、すなわち東京学芸大学に関係する全ての人々の組織であるという主旨をいっそう明確にするためであります。  

 こうした主旨に即して、私は、特に次の三点を重視した会活動を推進してまいりたいと思います。  

 第一に、鷲山前会長がとりわけ努力してこられた全国の組織づくり、すなわち既設の支部活動の発展と新たな支部づくりの活動を継承してまいります。  

 第二に、これまでの就職支援や法律相談など、さまざまな形で学生支援の活動が行われてきましたが、本格的な学生の就学支援の体制づくりを大学側と相談しながら進めてまいりたいと思います。  

 第三に、本会が、その名のとおり、全ての学芸大学関係者の会としての実態を備え、特に大学教職員や附属学校教員のさらなる参加とその有機的な連携のために貢献できるように努めたいと思います。  

 理事会、幹事会の各位をはじめ、関係者の方々のご支援のほど、よろしくお願いいたします。  

2016年4月

辟雍会会長  馬渕 貞利

退任の挨拶

鷲山恭彦

 辟雍会の会長を退くことになりました。この6年間、さまざまな御支援を皆さんからいただきました。心からお礼申し上げます。 二つ課題がありました。ひとつは、会活動をどのように創っていくかということ。もう一つは、各県の支部づくりです。

 支部設立の方は、みなさんのお陰で、毎年、3支部くらいずつ設立していくことができました。現在、47都道府県の三分の二近くまでカバーできるまでになりました。多くの皆さんのご協力に深く感謝申し上げます。

 もう一つの課題は、さまざまな活動の展開で、その一つとして開学記念日の青葉の頃に在校生と卒業生が交流できる場が出来るとよいと考え、「クロス」と銘打って2回ほど在校生と若い卒業生の交流の集いを行いました。このような集まりをさまざまに発展させていく課題があり、今後とも皆さんのご提案とご協力をお願い申し上げます。

 辟雍会の活動を通じて、素晴らしい卒業生の皆さんに沢山お会いできたことは何よりの宝です。長い間、ありがとうございました。辟雍会のますますの発展を祈念しております。

西内一人監督の土佐高校、佐々木偉彦監督の釜石高校、春の甲子園に出場

鷲山恭彦

「今年の選抜大会には、本学出身者が監督をしている高校が2校出場しますよ。西内君の土佐高校、佐々木君の釜石高校です。たまには甲子園に応援に来ませんか」。

 岡山辟雍会の会長をされている竹内仁志先生からこのようなお電話をいいだいた。昔、高校2年の時、同級生たちが選抜に出場して、甲子園に応援に行った懐かしい思い出がよみがえる。是非にと思い、試合日時が決定したので検討したが、予定が詰まっていて動けない。後で竹内先生にお電話すると、先生も休日以外は動けず、「釜石高校の応援には行った」とおっしゃっていた。

 竹内先生のお話しだと、山形中央高校の庄司監督から、「佐々木君をよろしく、関西は初めてだから」と電話が来て、その後に初めて佐々木監督と電話で話して、関西での練習試合を竹内先生は全部セットしたという。天理高校、東洋大姫路高校、東播磨高校、市立明石高校、長野の創造学園、そして昔の京都商業、等々。

 解禁になった3月10日から開会式までの間に7回の練習試合が出来たが、結果は全部負け。

 ところが甲子園で小豆島高校と対戦して春夏つうじての初勝利。守備のミスもなく、不十分な所をよく自覚して克服した結果という。

 その前にエピソードがあって、昨年、県大会では1回戦でコールド負け。しかし、敗者復活戦から始まった試合で何と6連勝。準優勝したという。

 釜石は、迅速避難の防災教育が徹底していて東日本大震災の時、小中学生のほとんど全員が避難して「釜石の奇跡」を生んだところである。大会挨拶で主催の朝比奈毎日新聞社長は、「東日本大震災で大きな被害を受けた釜石が20世紀枠で出場します。あれから5年、被災地の復興は道半ばです。ひたむきなプレーが元気と希望を届けてくれることを願っています」と言及していた。選手たちが大震災に会ったのは、小学生の時である。家族を失ったり、部員の三分の一は、いまだに仮設住宅に住んでいたりという、困難の中の甲子園出場だった。

 対戦した小豆島高校の主将は、選手宣誓で、「当たり前にある日常のありがたさを胸にグラウンドに立ちます」と述べた。阪神淡路大震災と東北大震災のことも念頭に置いての宣誓だったのだろう。日常の生活の中の喜怒哀楽を見すえつつ発するこうした言葉は、生徒たちのなかに豊かな市民感覚の定着をも感じさせて、新鮮だった。

 土佐高校の西内監督は、高知辟雍会でお会いしたことがある。その時「今年から土佐高校に移って、監督です」とおっしゃっていたのを思い出す。あれから2回目の甲子園出場である。大変な実績である。

 強豪の大阪桐蔭と対戦した。敗戦だったが、相手は「奇策」と言える攻撃を仕掛けて追加点をもぎ取った、と新聞記事にあった。高知でお会いしたときの真摯そのものの印象が強く、西内監督はそれと反対の攻めを、自分のなさり方で通されたと思った。電話をしたら、「初戦は双方とも緊張しているので、立ちあがりを大事にしようと思った。チャンスがあったがものに出来なかった。そうすると相手は容赦なくつけ込んできます。投手も守りも頑張ったが、よく見ると守りのミスもあったり、いろいろな宿題をどう解くかです」とおっしゃっていた。

 釜石高校の佐々木監督に電話すると、「21世紀枠でいろいろな要素を加味して出していただいて、実力の点で自分たちを厳しく見詰めつつ頑張った。負けても後ろ向きにならない姿勢を強調してきたが、本番の甲子園では、みんなワクワク、のびのびと試合ができた」と語っておられた。

 本学の卒業生が全国各地で活躍している姿を辟雍会の仕事を通じてたくさん拝見したが、野球部監督としてこのような大きな実績を上げている先生方を見ると、また格別の思いが湧いてくる。本学の実力と底力を目の当たりに見る思いがして、大いなる確信と励ましを与えられる。うれしいかぎりである。

メールアドレス変更のお知らせ

 本会事務所のメールアドレス変更については、すでに昨年の全国代表者会議において予告しておりましたが、来る4月1日より下記のとおり変更いたします。

 会員の皆様においては下記の新メールアドレスを利用してくださいますようにお願い申し上げます。   

 新:E-mail hekiyou@u-gakugei.ac.jp (現:E-mail dousou@u-gakugei.ac.jp)

卒業式祝辞

2016年3月18日
辟雍会会長  鷲山 恭彦

 卒業おめでとうございます。辟雍会を代表して一言お祝いを申し上げます。

 郷里や就職先の各県辟雍会に連絡を

 辟雍会では、各県の支部づくりを進めておりまして、47都道府県の2/3ほどがカバーされつつあります。

 先月も宮崎県で宮崎辟雍会の設立総会が開かれました。4年かがりで出来たのですが、30名程の皆さんが集まりました。興味深い自己紹介があり、情報交換があり、教育と人生を語って、明日への活力を与えられる大変意義深い集まりでした。

 皆さんのお手元には各県の辟雍会支部の連絡先の書いた紙が配られていると思います。出身の県に帰られたら、あるいは就職された県に辟雍会がありましたら、是非、連絡をとってみて下さい。年に1回程度集まる淡い繋がりですが、同じ大学というのは不思議なもので、知らなくても一瞬で親しい関係がつくれます。そして実のある交流ができます。

 私は静岡県の辟雍会に出ておりますが、長野から来られる方もいますし、神奈川で先生をされていても郷里だからと静岡の辟雍会に出る方もいます。

 日本社会は、成長社会から成熟社会へと移行しつつありますが、その発展の鍵は、人間関係の豊かさだと思います。このような柔らかい組織ですので、積極的に活用して、皆さんの人生の可能性を大きく広げていっていただきたいと思います。

 

 教育を通じた卒業生相互の豊かな連携

 最近の若い卒業生に接してこれは好ましい傾向だと思いますのは、先生にならないで企業に務めている人たちにも、教育への関心が大変強いことです。

 今日の教育問題は、学校の先生がいくら頑張っても解決しない状況にあります。国民総ぐるみで、といわれるのは、そこから来ています。

 企業にいて教育に関心を持っている人が、先生になった旧友のアドバイスを受ける、逆に教育現場でも企業のノーハウからいろいろ触発される――こういう交流は重要であり、求められているのにも関わらず細々と友人間で行われるのが現状です。この辺のつなぎを辟雍会として考えていく必要があると思っています。

 日本の教育の全体を考えた時、国は大変愚かなことをしました。東京学芸大学の教養系を廃止したことです。各教科とは違った、地域、国際、多言語、表現、文化財、コミュニケーションといった様々な専門を究めながら、教育学部で学んだわけですから皆さん教育の観点を豊かに持っている、そういう優れた卒業生をこの25年間に輩出してきました。もちろん教員になった方もいますが、こうした人材は、日本社会における教育を奥行きのあるものにしており、今後の教育を考えるときに大きな財産です。

 全体として教育文化を押し上げていきます。学校現場と連携協力すれば、更に新しい教育の形を導くことができます。

 専門性を豊かに持ちつつ、こうした教育の観点を持ったオリジナルな教養系卒業生は、25年の歴史の中で1万人を超えております。今日の教育問題は、格差是正など様々な課題を抱えており、学校現場で奮闘する卒業生と、こうした各種の多彩な分野で活躍する卒業生との連携・協力は、これからの日本の教育の全体を支える大変貴重な在り方をつくっていくのではないかと考えています。まさに今の日本が教育をめぐって客観的に求められている課題と呼応しています。「チーム学芸」を作りましょうと言ってくる積極的な卒業生もいて、ここは辟雍会が牽引しなければならない課題です。

 そうした取り組みをどのように展開できるかは未踏の課題です。どうか皆さんも関心をもっていただいて、新しい在り方の構築を皆さんと共にできたらと思っています。

 国家と社会

 今年度に卒業の皆さんは、丁度、戦後70周年の年に当たりました。それは戦後民主主義70年の年でした。同時にそれは政府が安全保障関連法案を通して、これまでの日本の国柄を大きく変えようとした年でもありました。

 それに対しては、異議ありの声が上がり、夏には国会周辺で30万人、全国で100万人の人たちが反対の声をあげました。この中にも参加されたかたが沢山おられると思います。卒業生の皆さんからもいろいろな活動情報が入りました。

若い皆さんの感覚が素晴らしいと思うのは、「原発事故の総括もなく再稼働でこの国はどこかおかしいぞ」、「秘密保護法ができて何か気味が悪いぞ」、「安保法が出てきて今度はまずいぞ」と、思想やイデオロギーでなく、皮膚で感ずる民主主義的感覚によって活動を発展させたことです。そしてそれを忘れずに継続しようとしているところです。私たちの世代よりはるかに進んだセンスを持っていると感銘を受けました。

 この素晴らしさの対比しつつ、問題だと思ったことは、現在、国家というものが強く押し出されて来ていることです。

 私はドイツの文学や思想を勉強しましたが、ドイツの思想家のヘーゲルは「政治的国家と市民社会の分裂、これが近代の特色である」と述べています。国家と社会とは、裁然と別れていることが肝要で、両者は一致してはいけないということです。

 戦前の日本は、国家と社会が一致して、愚かな戦争を引き起こしました。また戦後になってからですが、ドイツには東ドイツという国がありました。社会主義の国で党と国家の一致ということをいいました。党は社会の一勢力でしかないのにそれを国家と一体化させました。結果、硬直した停滞社会になって東ドイツは歴史の舞台から消えました。ソ連もそうでした。

 このように国家と社会は別物で、両者の拮抗関係にない国は、国として健康ではありません。しかし現在、国家が主導し、報道を規制し、社会を国家に吸収していく動きが強まっています。

 国家とは何でしょうか。本当は、単に利害関係を調整する機関にしかすぎないものです。ところがそこに大きな形而上学的な権威付けをする力が働きます。権力者たちは強力にそれを進め、最後は国のために死ぬことまで強要し美化します。

 ヒットラーは、国民を国家に同化させるのは簡単だといいました。第一に、外国が攻めて来ると危機感をあおり、まずは守りの軍備の必要を宣伝すること。二番目、平和主義者に対しては、愛国心が足りないと徹底的に攻撃すること。三番目、自分たちよりよい生活をしているユダヤ人を攻撃して引きずり下ろす快感を国民に味わわせ、敵をつくることで一体感を高めること。四番目、不安定で、貧しく、存在感の薄い人たちに国家の使命を吹き込むこと。存在感が薄ければ薄い程、国家への帰依と忠誠心が強くなって使い物になるからです。そして最後に、死んだら国家のために死んだとその偉大さを宣伝すること。等々だそうです。

 日本の現在の状況と重なる部分もあるかもしれません。やはり私たちは権力を持っている国家には距離を置き、批判的に見る眼差しが大切だと思います。そして国家ではなく、社会のためにどれだけ献身できるのか、このことを意識的に考えないといけない時代に入ったと思います。個人を社会にどう生かすか。それは官でもなく、民でもない、新しい公共のためにどう生きるかの道の探求です。

 その意味で、若いみなさんが憲法を大切にと思うことは大変自然のことです。憲法は、国家の暴走を抑えるために、国民の権利を規定しています。立憲主義とはそういうことで、国家に対して市民社会の充実を求めるのが憲法の役割です。

 「国民が権利ばかり主張するから日本は変になった。国への義務をしっかり書き込む必要がある。だから憲法改正をしないといけない」という主張がされています。しかし、これは世界史の中で、マグナ・カルタ以降、憲法が生まれてきた歴史的経緯を全く無視した議論です。

 「歴史を弄ぶ者は、歴史によって裁かれる」といいます。裁くのは私たち国民であることをしっかり自覚することが大切だと思います。

 大学は、もちろん国家に依拠するものではありません。社会に依拠するものです。社会には多様な考え方があり、大学の先生の考え方も多様でなければいけません。真理の追求はこの多様さの中での切磋琢磨によって生まれます。

 同じくドイツの哲学者ですが、カントは「私の頭上にあるのは、ただ天上に輝く星々のみである」と言っています。どのような権威にも予断や偏見にも惑わされず、あらゆることを科学的な探究精神にゆだねることの大切さを説いた言葉です。学問の精神を語っています。

 皆さんは、こうした大学における自由と自治の中で、この4年間、そして6年間、学び、議論し、研究成果をまとめ、自分の考え方をしっかり形成してこられました。

 それをどのように発揮していくかの出発点に、今、立っておられます。

 働き方の位相

 卒業生のみなさんは、教員のみならずいろいろな職業についています。そうした卒業生に聞いた話しですが、こういうことを言っていました。

 ここ10年ほど、仕事のやり方が変わって来たといいます。それまでは例えば、編集プロダクションの仕事をする場合、相手の担当部署とチームを作り、それぞれが対等のパートナーとして仕事を作り上げてきた。必要に応じて、関係するいろんな混成チームを組んで、そこが実質的な責任と権限をもってやってきた。こうした仕事集団によって納得のいく仕事をしてきたし、やりがいもあった。

 ところが近年、様子が変わって来た。チームが組みにくくなった。チームで検討するのではなく、相手の社内の担当部署の、より上の所で決定がなされたことが単に伝えられるという形になってきた。こうして相手の担当者と自分たちとが分断されるようになってきた。その結果がどうなるかというと、共同参画でなくなり、仕事は、丸投げされるか、実務だけ請け負わされるかどちらかになってしまう。対等に自由に裁量していく余地は狭まります。このように現場に権限がなくなる方向がどんどん強化されて行くと言います。

 こうした動向と並行して起こって来たことは、いろいろな作業現場で今まで起こらなかったような初歩的ミスや事故が多発するようになったことだといいます。

 更にそこへ、成果主義一点張りの管理強化が強まってきます。非正規労働者の大幅投入は、現場がバラバラにする大きな契機になり、働く人たちはますます分断され、みんな受け身になり、自主的な共同ということはなくなります。

 これはまずいと考えて、事態改善のために現場の権限を強め、責任をもたせる体制をつくるかというと、やることはその逆で、現場から離れたところで、マニュアル管理を強化する形にどこもなっていくといいます。コンプライアンス(法令順守)という言葉を最近よく耳にしますが、これを徹底する体制づくりです。

 こうして更に現場の自律性が奪われていきます。マニュアル徹底、法令順守は、規則さえ守れば上手く行くという発想に裏付けされていますが、現場の創造的な仕事は、ここからは生まれてこないのです。

 問題が起こると「上に上げろ」「勝手に判断するな」という指示で、現場の具体的な問題が一般的問題にスライドされてしまいます。そして、法令と規則にてらして「こうしなさい」と指令が来る。結局「マニュアルと法令に従え」なんですね。当事者性も消えれば、創造的な仕事も消えていきます。

 この指摘は胸をえぐるほどにリアルで、企業のみならず、あらゆる組織に、教育の組織にも蔓延しつつあると感じられます。職場で、うつ病と適応障害が大きな問題となってくるのは当然でしょう。

 対等平等の関係をつくること、当事者に任せること、ひとりひとりの働き甲斐に配慮すること、等々の信頼関係を築く在り方がいかに大切であり、求められているかを物語っています。

 現場民主主義を貫き、その構築がうまく出来れば、仕事のしやすく、楽しく、やり甲斐がいのある職場になることは必定です。ある意味で、それは、思いさえあれば、腹さえ決めれば、簡単にできることかもしれません。

 NHKの「プロジェクトX」は、人気の高い国民的番組でしたが、あれは特定のヒーローの成功物語ではなく、現場における民主主義の徹底、人格的結合の豊かさを示したもので、あの時代の日本における社会的エートスの優れた特徴をしめしたものだと思います。

 卒業生の声を紹介しつつ、お話ししてきましたが、現実はいつの時代も問題が山積し、困難に満ちています。若い皆さんには、まさにそこがやり甲斐がいでもあり、生き甲斐でもあると思います。

 時代の特徴をしっかり捉えて、大学で学んだ自分の考え方を、社会の中で知恵を絞って、実現していっていただきたいと思います。それはストレートには実現しません。何年か後、何十年か後になる、ジグザクなコースだと思います。

 「拒まず、追わず、争わず 随わず、縁に従い、性に任せ、命を信じ、いずくんぞ疑わんや」という言葉があります。このように、したたかに、柔軟に、しかし、今皆さんがいだいている理想は決して手放さず、つまり「命を信じ」、悠々と人生を生き抜き、良い仕事を重ねて行っていただきたいと思います。

 ご卒業、おめでとうごさいました。

次期会長に馬渕貞利氏(現副会長)が選出される

 このたび、理事会において本会の次期会長に満場一致で馬渕貞利氏(現副会長、元東京学芸大学副学長)が選出されました。会長選出は会則によれば「総会の承認を得る」ことになっていますが、この件について昨年秋に開催された全国代表者会議の決議によって理事会の決議を承認することとなっています。したがって馬渕貞利氏がこの4月より東京学芸大学辟雍会の第4代会長として就任される運びとなりました。本会の会長は荒尾禎秀氏(初代)、長谷川貞夫氏(第2代)、そして鷲山恭彦氏(第3代)と続いております。なお鷲山恭彦現会長は2010年4月から3期(6年間)にわたり会長職を勤められました。

「お花見の会」開催のお知らせ(4月2日)

来る4月2日(土)の12時より、学内の第1むさしのホールで恒例の「お花見の会」が東京学芸大学、貫井坂上地区連絡協議会、そして辟雍会が主催で開催されます。会員のみなさまの多数のご参加をお待ちします。

→ 「お花見の会」案内チラシはこちら【PDFファイル】

釜石高校野球部及び土佐高校野球部の両監督への応援メッセージ

 春の選抜高校野球大会に出場する釜石高校野球部と土佐高校野球部のそれぞれの監督は本学卒業生です。二人への応援メッセージが、鈴木禹志さんから届きました。

次に紹介します。

 20年ぶり2度目の出場となる釜石高の監督は、本学を平成17年度に卒業された、佐々木偉彦(たけひこ)先生です。佐々木先生は、釜石南(現在の釜石)から本学にすすみ、野球部で活躍しました。卒業後は、岩手県内の葛巻、三沢農などの教員をつとめられたあと、昨年から母校の野球部の監督に就任しています。理科を担当されています。

 釜石は、鉄とラグビーの町としてよく知られていますが、東日本大震災による津波で甚大な被害を受けました。釜石の野球部員の約半数も自宅を失い、今は仮設住宅で暮らしている人もいます。しかし、「今年は釜石高の野球で、甲子園から地元に元気を届ける!」と野球部全員が心を合わせてがんばっています。

 佐々木監督は、就任以来ずっと、毎日の練習を「試合」と表現して、短い練習にも緊張感と集中力を持つように指導されています。部員数は23人で、寄付金集めなどにもたいへんご苦労されたとのことですが、釜石高の甲子園での健闘を、わたしたちもみんなでで応援したいと思います。

 土佐は、3年ぶり8度目の出場です。監督は、本学を昭和63年に卒業された西内一人(かずひと)先生です。土佐髙から、本学に進み、外野手として活躍しました。母校のチームを率いて、ご自身2度目の甲子園出場となります。

 土佐の伝統の全力疾走、全力プレーで、40年ぶりの甲子園の白星をめざしています。粘り強い、あきらめない試合態度は、きっと甲子園に詰めかけた観客の心を打つと思います。

 とにかく今年のセンバツでは、この2チームの試合から目が離せません。甲子園から遠く離れた場所からも、健闘を祈って、全力で心からの応援をしたいと思います。

学大スポーツ・鈴木禹志

本学卒業生が監督の土佐高校と岩手県立釜石高校の野球部が"選抜甲子園"に出場

今春開催の第88回全国選抜高等学校野球大会(甲子園)に本学卒業生が監督を務める野球部が出場します。土佐高校は西内一人さんが監督です。3年ぶり8回目の出場です。また、21世紀枠で出場する岩手県立釜石高校。統合前の釜石南高校時代を含めると2度目となります。監督は佐々木偉彦さんです。二人の活躍に期待します!

東京学芸大学同窓会新年祝賀会の開催(2月3日)

一般社団法人東京学芸大学同窓会による平成28年新年祝賀会が、2月3日(水)に東京ガーデンパレス(文京区)において開催されました。今年度新理事長となった齊藤光一氏の挨拶に続いて、来賓の出口利定学長が祝辞を述べ、大学をめぐる課題や来るリオデジャネイロ・オリンピックに本学学生が出場するという明るい話題を紹介しました。辟雍会からは会長代理の丹伊田敏副会長をはじめ5名の役員・理事が出席しました。会では支部別の記念撮影が行われ、また東京のこれからの教育を担う若手教員と中堅・管理職が壇上で紹介され、400名の出席者から篤い期待が寄せられました。

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ホームカミングデー「ストリートダンスショー」と「プレゼン」

 10月31日(土)は東京学芸大学のホームカミングデーにあたり、辟雍会と東京学芸大学との共催で本学OBによるストリートダンスショーと仏教のプレゼンが、本学の芸術館において開催されました。ダンスショーは教員だけのグループDANCE X"cross"代表として活躍している岡本和隆さん(保健体育選修)、そして仲間たちによるものでした。舞台狭しとばかりにストリートダンスを披露し、日ごろ疲れ切っている教員たちに対してダンスをして元気を出し、明日の活力を得ませんかと呼びかけました。

 プレゼンは浄土宗光琳寺の副住職・井上広法さん(カウンセリング専攻)によるものです。井上さんはテレビ朝日の「ぶっちゃけ寺」に出演されていて、よく知られた方です。同じものでも見せ方(プレゼン)次第で全く違って見えますよと、巧みな話術で紹介しました。続くトークショーはこの二人にX"cross"副代表の水上健一さん(生涯スポーツ専攻)が加わりました。

 この会のコーディネーターは司会を兼ねた一柳大輔さん(カウンセリング専攻)でした。若獅子の面々の活躍に、すがすがしさと頼もしさを感じながら、会場を後にしました。学内は賑々しい小金井祭の初日!

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辟雍会全国代表者会議開催

 辟雍会全国代表者会議が10月31日(土)に東京学芸大学第一会議室において開催されました。東京学芸大学副学長・理事の方々、本会発足時の元東京学芸大学学長・岡本靖正先生(本会顧問)を含め全国の辟雍会関係者34名の出席がありました。会議は松村茂治幹事長の司会によって進められ、鷲山恭彦会長の挨拶及び諸報告に続いて会則の一部改正(第2章の組織及び会員:会費に関する規則の一部改正に伴う所要の改正)が審議され承認されました。また北海道、青森県、静岡県、岡山県、高知県、鹿児島県、神奈川県、広島県、佐賀県、栃木県そして新しく大分県、埼玉県の各支部代表者から活動報告がなされました。15_1112m.jpg

10月31日(土)、ホームカミングデー開催!

10月31日、ホームカミングデー開催!

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東京学芸大学と東京学芸大学辟雍会との意見交換会

去る6月17日(水)、第一会議室において東京学芸大学の学長・副学長他執行部と本会会長・副会長他各部長等による意見交換会が行われました。本会からは今年度の活動計画の報告があり、共通の課題であるホームカミングデーにおける講演者選定について互いに意見を出し合いました。また学生の留学支援についても意見を交換しました。

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東京学芸大学同窓会総会を開催

一般社団法人東京学芸大学同窓会総会が去る6月7日(日)に東京学芸大学芸術館にて 開催されました。来賓として本会から山本一雄副会長、小澤一郎広報部長が出席しました。総会では新しく齊藤光一氏が理事長に選ばれて就任しました。社団法人から一般社団法人への移行に際して活躍された馬場俊一前理事長に対して、感謝を込めて盛大な拍手がおくられました。総会後、元文化放送アナウンサー、エッセイストで東京学芸大学客員教授の小俣雅子氏(本学B類英語科卒業)による講演「気分のいい日を言葉がつくる」があり、余韻が残るまま本学第一むさしのホールにて出口利定学長を交えて懇親会が開かれました。

東京学芸大学辟雍会大交流会X"cross"開催

辟雍会の会員が東京学芸大学に集まって交流する会が、去る5月23日(土)午後3時から本学第1むさしホールで開催されました。辟雍会主催のこの会は司会、パフォーマンスなどの企画・運営すべてを卒業生が中心となってとり行いました。本学の出口学長をはじめ、教職員、現役の学生、卒業生が軽食を囲みながら交流し、大変盛り上がりました。その余韻はすぐに次年度にむけての企画につながっていくようです。

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