東京学芸大学同窓会総会

 6月4日(日)13:00より、一般社団法人東京学芸大学同窓会の令和5年度の総会が本学講義棟S410教室において開催されました。森富子理事長が初めに挨拶をし、その後に濱田豊彦本学副学長が来賓を代表して挨拶しました。その挨拶の中で、先に本学創基150周年を記念したWBCの栗山英樹監督を迎えての講演会について、その講演後のエピソードを紹介しました。栗山氏は野球部を訪ね、60名を超える現役の部員およびマネージャーの一人ひとりにサインをして記念写真を撮っていた。その光景を目にして、教師が児童生徒一人ひとりを丁寧に観察して向き合う姿勢に重ねて、"学芸大マインド"をここでも見ることができたという話でした。

 

 総会後は本学自然科学系基礎自然科学講座物理科学分野准教授の小林晋平先生の講演『学校教育における学際的な学びの実現へ向けて~「うけとめる力」を育むために~』がありました。高校の教科の好き嫌いを問えば、嫌いの筆頭が「物理基礎」であるというデータがあるものの、小林先生の授業を聞いた学生は、物理のイメージが変わっていく、という感想が寄せられて、今や学内外の超人気の先生です。先生によれば、物理とはものの見方であり、その見方とは主観的である。その主観を追求した先に他者と共有できる感動がある。それはなぜか、といって表題のテーマに迫っていきます。

 

 本会は講演も含めて、会員にはYouTube配信もなされました。また役員改選も行われ、新理事長には森富子氏が再選されました。辟雍会からは長谷川正会長、丹伊田敏副会長、山本一雄副会長、荒川悦雄理事、小澤一郎理事が来賓として出席しました。(小澤 記)

 

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写真1 挨拶する森富子理事長(引き続き理事長として再任された)

 

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写真2 総会(新役員の紹介)

 

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写真3 講演する本学・小林晋平准教授