先輩たちのいる学校を訪ねよう! ―多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校―

 多摩大聖中高(上記略称)の訪問は今年で三回目である。毎年快く受け入れてくれる事は感謝に絶えない。今年(925日)は学生6名(4年、2年、1年)でその中には韓国からの交換留学生と教員研修生も参加した。本学の鉄矢悦朗教授(キャリア支援室)、辟雍会の馬渕貞利会長、松村茂治幹事長、二宮修治組織部長、荒川悦雄事業部長と私が同行した。学芸大正門に集合し学芸大のバスにて多摩大聖中高に向かった。到着時には石飛一吉校長や中学・高校の教頭、教職員に迎えられた。

 はじめに学校の特徴を記した資料やパンフを基に学校の教育方針や学習指導などの説明を受けた。私学ならではの建学の精神に基づいた教育指導目標を定めて特色ある教育を行なっている事と公立学校との違いが理解できた。校内見学では室内温水プール、自習室、特徴ある図書館、全国の大学の資料を閲覧できる廊下空間など見て、数々の工夫と教育的配慮がされているのが解った。授業参観は、中学一年生から高校三年生までの 34時間目の授業の全てを対象に自由に参観できるように時間割が配られ、それを見ながら学生は自身の教科専門に合わせて、それぞれの意図で参観した。いくつかの授業で感じた事は生徒と教師の間でのコミュニケーションが良く取れている事、板書の方法やそれへの文字の美しさに感心した。

 昼休みには廊下などで生徒と対話し、触れ合い、その後は参加者と石飛校長先生、歌田高校教頭先生・大塚中学教頭先生と共に多摩大学キャンパスの食堂で会食をしながら懇談の時を持ち、時間を惜しみつつ多摩大聖中高を後にして学芸大に戻った。

 訪問に際し数々の準備やおもてなしに謝意を申し上げます。

(副会長 丹伊田敏)

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