先輩たちのいる学校を訪ねよう! ―国府台女子学院中学部・高等部―

 

 このコースは参加学生3名、随行者3名(大学キャリア支援委員の小嶋茂稔先生および小澤一郎辟雍会広報部長と私)という少人数での実施となりました。ところが、開催当日(2019年9月27日)、集合予定のJR総武線市川駅改札口に行くと、学生の一人が前日ダンスで足を痛めたということで欠席、さらにもう一人は電車が遅延して遅刻。訪問先の国府台女子学院(千葉県市川市)には何とも申し訳の立たない出だしとなりましたが、学院の方ではとても親切に応対してくださいました。

 学校到着後、平田史郎学院長からご挨拶があり、来年には千葉県で1校だけになってしまう中高一貫の女子校を建学の精神に基づいて維持していくというお話しがありました。続いて、中学部教頭の井上卓也先生(学芸大学大学院修了生)からスライドを用いて学校説明をしていただいた後、3・4時間目の授業(世界史や体育など)を見学しました。また、全国的にも有名だとされる附設図書館では司書教諭の先生から詳しいお話を伺うこともできました。

 持参弁当で昼食休憩を取った後、学芸大学の卒業生教員の方々(井上先生を含め4名)との懇談会を持ち、うち解けた雰囲気の中で、教員として特に気をつけなければならないことや教員の仕事のやり甲斐などについて語ってもらいました。参加学生たちにとってはこれが学校教員になることの意味を考える良い機会になったようです。地元に帰って教職につくことを希望している愛媛県出身の一年生A君は、私立女子校で先輩の話が聞けたと喜んでおり、もう一人の千葉県出身のB君は、今後の進路に迷っている中での参加でしたが、先生方に励まされ教職についても考えるように見受けられました。

(会長 馬渕貞利)

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