辟雍会福井県支部設立総会に参加して

 昨秋の11月30日、8月に結成された辟雍会福井県支部の設立総会に招かれ、私は副会長の松川先生と一緒に米原経由で福井に向かった。福井駅に降り立つと支部の皆さんの出迎えを受けて恐縮したが、さらに宿泊先のホテルまでは松川ゼミの卒業生である前田由紀さん(A類理科卒、現在は福井県の特別支援教育を担当する指導主事を勤めておられ、現姓は岡本さん)が案内してくださった。懇親会場を兼ねた席で行われた総会は、事務局長の小林弥寿夫さん(D類保体科卒)の司会で進められ、支部規約や支部役員人事などを再確認するとともに、支部活動の発展を願う挨拶をもって終了した。その後、引き続いて行われた懇親会では、和やかな雰囲気の中で参席者の近況報告やさまざまな意見交換がなされ、例えば学芸大学陸上競技部の第60回箱根駅伝に参加した人たちによる出場記念誌『箱根路に想いをよせて』なども紹介された。

 ここで福井県支部設立の経緯を簡単に述べておくと、まず松川先生から前田さんに対して協力依頼があり、これを受けて前田さんが小林さんに相談され、小林さんが福井県における学芸大学保体科卒業生の会を母体として結成に漕ぎつけられた、という形を取っている。つまり、長年にわたる保体科卒業生の会の活動が支部結成の重要な支えになったのである。懇親会の最中に、勤務先の要務で席を外しておられた戎利光さん(大学院保体科修了、現福井工大学部長)も駆けつけられて、会は大いに盛り上がった。なお、この会の模様は福井新聞の記者をしている宮崎翔央さん(K類アジア研究卒)によって12月4日付の福井新聞でも報じられた。

辟雍会会長 馬渕貞利

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