新年のごあいさつ

東京学芸大学辟雍会会長 馬渕貞利

新年、明けましておめでとうございます。

 東京学芸大学辟雍会は、今年、創立16周年を迎えます。この間、本会は、皆様のご尽力により、1万数千名の正会員を擁し、全国の過半数の道府県に支部を持つ組織へと発展してまいりました。今年も、こうした基盤の上に立って、さらなる飛躍を期していきたいと思っております。

 ところで、昨年は日本の各地でさまざまな災害が発生し、多くの方々が被災されました。辟雍会員の中にも直接・間接に被災された方があったと伺い、辟雍会として十分に機敏な対応ができなかったことを深く反省しております。

 一方、多くの方々のご協力を得て、学生会員に対する辟雍会奨学金の支給や教職志望学生の近県学校訪問事業などを実施することができました。また、岡山県支部から贈っていただいた赤松や醍醐桜の移植、大分県支部から贈っていただいた豊後梅の仮植えを行うとともに、青森県支部への協賛事業として本学英語科教育学分野の粕谷恭子先生にご指導をお願いし、三戸地区の小学校英語研修の実施に協力することができました。いずれも支部と連携した貴重な経験として今後の活動の礎にしていきたいと思います。また、大学との共催事業であるホームカミングデーには本学宇宙地球科学分野の佐藤たまき先生に「恐竜時代の地球」というご講演をいただき、地域のちびっ子たちに歓迎されました。

 なお、今年は、副会長の先生方や組織部長の二宮修治先生とともに、特に支部未結成県における支部結成事業に力を注いでまいりたいと考えております。昨年8月、久しぶりに香川県支部が発足いたしましたが、保護者の方々からの強い要望もあり、残された3分の1ほどの県への取り組みが緊急に必要となっております。つきましては、会員の皆様からの力強いご声援・ご協力ほど、よろしくお願いいたします。

 最後に、元号の改まる今年が、会員の皆様の一層のご発展の年となることを祈念いたしますとともに、東京学芸大学の新たな前進の年となることを願って、新年のごあいさつといたします。

2019年 正月