ホーム・カミングデー講演「恐竜時代の地球」佐藤たまき氏

 小金井祭が行われている11月3日(土)、芸術館において、本学の佐藤たまき准教授による「恐竜時代の地球」と題する講演がありました。第20回ホーム・カミングデーの行事として辟雍会と東京学芸大学との共催による行事でした。

 冒頭、大きなスクリーンにアンモナイトの化石が映し出し、アンモナイトに関する論文が発表された10月15日が「化石の日」と制定されたというホットなニュースを紹介しました。化石については小学6年理科から高校地学まで学習する内容ですので、児童生徒には親しまれてはいるものの、恐竜は2億5千万年前から6千6百万年前の中生代に出現した途方もない昔々の話です。それでも、佐藤先生は恐竜の分類について調べ、とくに海に生息していた恐竜について詳しく調査・研究したそうです。その研究業績が認められて、2016年に猿橋賞(自然科学分野で優れた研究業績を残した女性に贈られる賞)を受賞しました。

 講演の後にたくさんの質問が出ました。小学生男子から恐竜の時代にゴキブリがいたかを尋ねられると、一瞬間をおいて、確かにいた!と笑顔で答えていました。その後、子どもたちからサイン攻めにあっていましたが、一人ひとりに丁寧に応じていました。未来の恐竜博士が出てくることを期待しているかのようでした。

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