近県学校訪問神奈川県コース(座間市立東原小学校)

 平成30年度の学校訪問「神奈川県コース」は、10月9日(火曜日)座間市立東原小学校で実施された。学校の最寄り駅は、新宿から小田急線で40-50分行った海老名あるいは大和で相鉄線に乗り換えて5分ほどの「さがみ野駅」。学校は、駅から北に真っ直ぐに伸びる広い道路(校長先生から、戦時中の軍用機の滑走路跡と聞いて納得)を15分ほど行ったところにある。

 武蔵小金井の本学からはやや行きにくい所に位置するが、この日我々を待ち受けていたのは、その行きにくさに加え、集合時間の30分ほど前に、相鉄線沿線で発生した人身事故であった。既にさがみ野駅に着いていた人もいたが、運転見合わせに完璧に巻き込まれてしまった人もいて、全員がそろったのは、予定を1時間近く過ぎてのことだった。

 計画では、3時限目の低学年及び高学年の授業参観(国語、算数、社会、図工、音楽)をすることになっていて、せっかく準備をしてくださっていたが、事故による遅延で、参観できたのは終わりの10分ほどになってしまった。

 次いで、校長先生・教頭先生の講話を聞かせていただき、その後、給食となった。参加学生たちは、予め決められていた5年生の1学級で子どもたちと一緒にいただくことになった。それですっかり打ち解けたようで、続く昼休みには広い運動場で子どもたちと一緒に「ドロケイ」遊びとなった。

 個人的には、校長先生のお話の中で、教師という仕事の魅力は人を育てることにあるが、教師も子どもたちに育てられているということ、学校は子どもたちの集団での学習(教科も集団行動も)の場だが、教師も集団として機能しているというところが印象に残った。

 最後に、この日の振り返りに時間を取っていただいたが、3名の学生さんたちからは、それぞれ自分なりの観点から、質問や感想が述べられ、改めて本学の学生さんたちの意識の高さを垣間見ることが出来た。

文責 松村茂治

hekiyou_1009m.jpg