先輩と一緒に学校へ行こう!2018〈文京区立茗台中学校〉

 平成30年10月12日(金)に東京都(公立中学校)コース「文京区立茗台中学校」を訪問して参りました。

 3名の学生を小生と共に引率して下さったのは、辟雍会から山本一雄先生、学芸大から藤田智子先生です(写真左)。先方では校長の石出勉先生が、我々の到着から見送りまで、終始付き添って下さり、諸般の説明をしてくださいました。3年生は考査中とのことで見学を控えましたが、1、2年生の授業を見学させていただきました(写真右下)。

 当校は区民施設を含む8階建ての校舎で、都会のビル郡の一画をなしていました。全館空調が施され、中は広々した木の廊下で、生徒や教職員は笑顔で挨拶してくださいました。特筆すべきは、「多分、最先端、この学校」と言われるICT設備でした。電子黒板は、今まで見たなかで一番大きく、教室前面の真ん中に堂々と設置され(写真右上)、スライドするホワイトボードと組み合わせて利用されておりました。英語の授業では先生の声だけではなく、電子黒板の字幕の色が変わりながらネイティブの男性と女性の音声が流れ、歴史の時間では電子黒板の画像と手元に配布されたカラー印刷のプリントが同じなので対応関係がよく、わかりやすさが追求されていました。体育館はアリーナと呼ばれ、格技室も別に配置されていました。校庭、茶室、コンピュータ室、美術室、家庭科室、及び理科室も見学させて頂きました。学校選択制をとっている文京区内で当校が人気の高い中学校となっていることに肯きました。

 参加した学生が教員の就業時間を質問した際に、校長は現状を誠実に分かりやすく説明して下さいました。懇談はますます深まりました。

文責: 東京学芸大学物理科学分野 准教授 荒川悦雄(東京学芸大学辟雍会 事業部長)

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