新年のごあいさつ

東京学芸大学辟雍会会長 馬渕貞利

 新年、明けましておめでとうございます。

 東京学芸大学辟雍会は今年が創立15周年目にあたり、一つの節目の年を迎えます。この間、本会は、皆様のご尽力により、1万数千名の正会員を擁し、全国の過半数の道府県に支部を持つ組織へと発展してまいりました。今年は、こうした基盤の上に立って、さらなる飛躍を期すべき年となっていることを、まず喜びたいと思います。

 昨年は、多くの方々のご協力を得て、学生の就学支援を目的とする辟雍会奨学金制度や学生の就職活動支援を目的とする近県学校訪問など、いくつかの新しい企画を実施するとともに、ホームカミングデーには大学と共催して金福実さんらによる韓国伝統芸術の公演および八田靖史さんの韓国料理に関する講演会を開催することができました。また、9月には金範洙さんらのご努力により韓国支部(「韓国辟雍会」)が結成され、本会の活動の幅を国際的に広げる足場を築くことができました。さらに11月には礒崎奈保子先生、鍋島尚子さんご執筆の『教員のための何でも法律相談・パート1』を本会から刊行することができました。これらの関係者の方々には重ねて厚くお礼を申し上げます。

 ただ、たいへん残念なことでありますが、昨年末に新潟県支部の支部長としてご尽力いただきました木澤英二さんがお亡くなりになりました。ここに謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。

 会員の皆様におかれましては、今年も一層のご活躍の年となることを祈念いたしますとともに、東京学芸大学が厳しい難局を乗り越えて前進することを願っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年元旦